お知らせ

フュージョンエネルギー発電炉を開発するCommonwealth Fusion Systems LLCへ出資

三井不動産株式会社(以下、三井不動産)は、コーポレートベンチャーキャピタルファンド「31VENTURES Global Innovation Fund2号」を通じて、フュージョンエネルギー発電炉を開発するCommonwealth Fusion Systems LLC(本社:米国 / 以下、CFS)へ、出資を実行したことをお知らせいたします。
CFSは、磁場閉じ込め方式(トカマク型)*1によるフュージョンエネルギー発電炉の設計・開発を進める、業界のリーディングカンパニーです。同社は、世界初となる商業用フュージョンエネルギー発電炉『ARC(アーク)』を米国バージニア州に建設する計画を発表しており、2030年代前半の運転開始を目指しています。また、本年6月にはGoogle LLCと、当該発電炉にて20万キロワット分の電力購入契約(PPA)を締結したことを発表しています。*2
*1 ドーナツ形状の磁場を作って超高温プラズマを閉じ込めるフュージョンエネルギー発電装置
*2 参考:GoogleとCFSが戦略的パートナーシップに合意
三井不動産は、トカマク型フュージョンエネルギーの設計・開発を行うCFSが、民間企業として世界最先端の技術を有し、実現性の高いフュージョンプロジェクトを推進するスタートアップと判断し、出資を決定いたしました。今回CFSに出資を行う日本コンソーシアム(日本企業12社)と連携して、日本におけるフュージョンエネルギー発電の早期商用化・産業化を支援してまいります。
■CFSについて
・会社名:Commonwealth Fusion Systems LLC
・所在地:117 Hospital Road, Devens, MA 01434, United States
・代表者:CEO Bob Mumgaard
・設立日:2018年
・事業内容:トカマク型によるフュージョンエネルギー発電炉の設計・開発
・URL:https://cfs.energy/
■31VENTURESファンド2号について
ファンド名:31VENTURES Global Innovation Fund2号
無限責任組合員:グローバル・ブレイン株式会社
有限責任組合員:三井不動産株式会社
運用総額:85億円