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COLUMN
2024.02.01

アグリメディア社の「シェア畑」で実証実験を実施。社内コミュニケーションの活性化に加えて、思いがけない収穫も!

【本記事のポイント】
・31VENTURES 出資先であるアグリメディア社の「シェア畑」利用を通じた実証実験の概要
・「農業体験を通じて社内コミュニケーションは促進されるのか」検証結果
・参加した社員からの評価、感想など


 三井不動産 ベンチャー共創事業部は、出資先である株式会社アグリメディア※の運営する畑のレンタルサービス「シェア畑」の利用を通じて「社内コミュニケーションの促進」、および「シェア畑」の法人販路拡大を目的とした実証実験を行いました。2023年9月上旬に種まき、作付けをし、農業体験のクライマックスとなる野菜の収穫を2023年12月に実施。今回、三井不動産グループ内への公募によって本実験に参加した社員の声や、実験結果をお届けいたします。
(※2021年3月に「31VENTURES Global Innovation Fund 2号」を通して出資を実行)


農園内・外問わず頻繁なコミュニケーションが生まれました

 「シェア畑」は区画分けした畑を利用者が“自分の畑”として契約し、野菜づくりを楽しめるサービスです。農具、種、苗、水場など栽培に必要なものを完備しているので、“手ぶら”での来園が可能です。菜園アドバイザーが苗の植え方や育て方を指導してくれるため、野菜づくりに興味はあっても「やり方がわからない」という方も手軽に野菜づくりを始めることができます。

 本実験では目黒のシェア畑の一区画をお借りし、「農業体験を通じて社内コミュニケーションは促進されるのか」を検証しました。グループ内への公募後には、参加者向けに本実験における説明会を実施(計2回)。メンバーへの事務連絡はLINEを利用し、必要に応じてご家族にも任意参加してもらいました。

 農作業初日は、区画の畑を耕し、種まき、作付けを実施。その後定期的な水やりやメンテナンスのため、少なくとも週一回は足を運び、野菜の成長を観察しました。当日作業を担当したメンバーは、その日の作業内容と次回作業の申し送り事項をLINEで発信。撮影した写真も交えて発信してもらうことで野菜の成長具合はもちろん、虫の被害から得た知識や反省点なども共有することができ、メンバー全員が同じ目線で野菜の成長を見守ることができました。また、毎日の天気を気にしながら、なるべく多くのメンバー間で交流が生まれるようなスケジュール調整など、事務局側での調整が必要な場面はありましたが、結果的に農園内・外問わず頻繁なコミュニケーションが生まれました。
(※LINE上では3ヶ月間で約400通超のメッセージのやり取りがなされました)


コミュニケーションの活性化に留まらず、食育目線でも思いがけない収穫につながりました

 野菜の収穫を終え、参加者に取り組みに参加して感じた変化を聞くと、
「社内で顔見知りが増え、仕事以外の話をするようになりました」
「野菜を育てるという共通の話題があることによって、会社で会った際にも声を掛け合うようになりました」
「畑で取れた野菜をきっかけに子どもがサラダをもりもり食べるようになりました。思いがけない収穫でした」
「子供の成長にも非常につながり、親子のコミュニケーションにも寄与してくれました」
など、農作業の場にとどまらず社内・親子間のコミュニケーションも活発になっていることがうかがえました。

また、農作業を体験してみて、
「童心にかえることができ、非常に有意義な体験ができました」
「すごく楽しかったです。農作業の大変さ、食べ物の有り難みを実感しました」
「野菜作りがいかに手間暇をかけているのかを知ることができ、農家さんへの理解と尊敬が深まりました」
など、農作業を通じて食の有り難さとともに、食の作り手への理解が深まったこともうかがえました。

 今回の実証実験を通して、法人パッケージプラン策定に向けた課題や改善点はもちろん、コミュニケーション量の増加における定量面・定性面での評価等、法人から求められる可能性の高いデータについても取りまとめ、今後の販路拡大に寄与できるよう、引き続きアグリメディア社と協業・協議を進めてまいります。

 本結果を受け、第二回目の実証実験も検討しており、その際には春野菜を収穫予定です。回数を重ねることで、当社グループ内でのコミュニケーションツールとしての定着もできれば嬉しい限りです。三井不動産 ベンチャー共創事業部は、今後もスタートアップの皆さまの事業成長を加速できるよう支援してまいります。