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2022.01.24

連載「THE E.A.S.T. members」「イノベーション創出に妥協しない」想いを体現したオフィス|31VENTURES

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日本橋を中心とする東京の東側「イーストサイド」をスタートアップの聖地とすべく、三井不動産31VENTURESが立ち上げた「startup workspace THE E.A.S.T.」。
その「startup workspace THE E.A.S.T.」に集まる、情熱・哲学・ビジョン、そして冷静な戦略を持つ「大人起業家」を、連載「THE E.A.S.T. members」でご紹介します。

第7回は、「E.A.S.T. 構想」の旗振り役である31VENTURESの塩畑です。三井不動産が東京イーストサイドでスタートアップエコシステム構築を目指す背景や、施設のポイントについて話を聞きました。

なぜ、東京イーストサイドなのでしょうか。

三井不動産は以前から、日本橋のまちづくりに取り組んでいました。

日本橋は大企業が多く集まっている街ですが、老舗の飲食店や、昔ながらの工芸品を扱うお店なども残っています。

多面的な顔を持つ街に、起業家・スタートアップが新しい風を呼び込んでもらいたい。

そんな背景からE.A.S.T. 構想が発進し、日本橋のスタートアップエコシステム構築に本格的に取り組み始めました。

2019年「E.A.S.T. 構想」進捗記者発表の様子

「THE E.A.S.T.」発案の背景や狙いについて教えてください。

スタートアップの成長のためには、リアルなコミュニケーションの場が必要と考えました。

自分と同じような経験を積んできた人、あるいは1歩先、2歩先を行っている先輩起業家との自然なコミュニケーション。起業家には内省だけでなく、互いに刺激しあえる同志やロールモデルの存在が重要です。

あえて時間をつくらずとも、その場所に行けば自然発生的に会話ができるという状態は、起業家にとって大きなメリットになります。

「startup workspace THE E.A.S.T.」が大人起業家というコンセプトに共感する起業家を集めようと考えたのは、そうした狙いがあります。

THE E.A.S.T. 日本橋富沢町施工時の様子

入居を審査制にされた理由はなんでしょうか。

起業や事業開発をしたいと本気で考えている人に集まってほしいからです。

これまで我々が運営していたClipニホンバシなどのコワーキングスペースでは、「いろんな人が集まるとイノベーションが起こる」という仮説のもと、多種多様な方でコミュニティを形成していました。

ところがいろんな人を集めた結果、かえって交わり辛くなってしまったのです。同じ目標をもった仲間が集っている環境をつくることで、イノベーションを加速させたいと考えました。

「THE E.A.S.T.」のソフト面のポイントについて教えてください。

プロトスターさんと31VENTURESが常駐しており、定期的なメンタリングを実施しています。事業の壁打ちや三井不動産との協業に関するフィードバックなど、スタートアップの成長をサポートする体制が整っています。

また、31VENTURESがグローバル・ブレインさんと共同で運用しているファンドからの投資検討であったり、提携VCの紹介もさせていただきますので、ステージに合わせた支援が可能と考えています。

「THE E.A.S.T.」のハード面のポイントについて教えてください。

カフェスペースやWEB会議ブースなど、仕事場としての快適性はもちろんのこと、「THE E.A.S.T.」では特に配信設備を充実させています。

スタートアップの成長にとって、まずは認知してもらうことが極めて重要です。オフライン・オンライン併用型の、配信設備の整ったイベントスペースを設けることで、スタートアップのサービスやビジョンを発信できる環境を提供しています。

配信設備が充実しており、企業のオンラインイベントニーズも満たしています

E.A.S.T.構想の目標について教えてください。

2025年までに、日本橋を日本有数のスタートアップ集積地にすることです。

例えば、2010年以降に創業した時価総額100億以上の企業は、渋谷エリアには18社存在します。港区の企業は40社以上です。対して中央区は13社、千代田区も14社しかありません。これを2025年までに日本橋エリアで50社まで増やしていきたいというのが、E.A.S.T.構想の当面の目標です。
※社数は2020年7月時点の調査数字

31VENTURESは、スタートアップと大企業の橋渡し、特にスタートアップと当社の協業に全力で取り組んでいきます。スタートアップとは対等な関係で、ともにイノベーションを起こしていきたいですね。

31VENTURES 塩畑 友悠
オフィスビルにおけるテナントとの新規サービス開発、社内新規事業であるシェアオフィス「ワークスタイリング」の立上げ等を経験。31VENTURESにおいてスタートアップとの協業による既存事業強化および新規事業開発に取り組みつつ「E.A.S.T.構想」を掲げ日本橋を中心としたスタートアップエコシステムの構築を推進中。

・施設名称 :31VENTURES startup workspace THE E.A.S.T. by MITSUI FUDOSAN
・住所   : THE E.A.S.T.日本橋富沢町 東京都中央区日本橋富沢町9−4
・サイトリンク:https://www.31ventures.jp/theeast/