EVENT REPORT 2016.10.11. UPDATE

[開催レポート]第17回ビジネスミーティング

2016年10月7日

場 所 KOIL

初の試み、『中国スペシャル』を開催!
第17回目となったビジネスミーティング。今回は初の試みとして、テーマを絞りこんで開催しました。 その内容は、『中国スペシャル』。 KOILでは、中国から来てビジネスをされている方、中国との、あるいは中国人を対象としたビジネスをされている方が多くいらっしゃいます。また、中国は日本にとって重要なビジネスパートナーです。すでに取り組んでいる方にも、これから取り組もうと思っている方にも役立つ、「中国ビジネスの実際」について、現場からのフレッシュな情報を共有しました。
まず最初に登壇されたのは、この企画の発案者でもある、株式会社CROSSASIAの篠原(劉)晋寧様。柏の葉を舞台にした「働くママさん支援」のビジネスがメディアでも多く取り上げられる篠原さんですが、生まれ故郷である中国との貿易ビジネス等も手掛けていらっしゃいます。
高校卒業後日本に来て現在に至るプロフィールをご紹介いただいたあと、篠原さんからはまず、中国のアウトラインを簡単にご紹介いただきました。13億人を超える多民族国家であることなどの概要のあと、コミュニティ形成が自然に行われる国民性や、この後のお話につながるネット事情、決済事情についてのご説明をいただきました。
そして後半は、いま注目の「中国越境EC」についての解説です。越境ECとは、中国の消費者によるネットでの海外製品の購入で、その市場規模はすでにインバウンドを上回る金額になっているそうです。中国における主要なECサイトの紹介、売れ筋商品、輸入代行モデルの解説、篠原様が実務を行ってきた実感としての注意ポイントなどについて、具体的に教えていただきました。そして最後に、今後は柏の特産品を集めた越境ECのプラットフォームを創りたい、というお話がありました。
次にご登壇いただいたのは、株式会社フラットフィールドの尹静華様。尹様は2002年に来日。大学院で国際学を専攻されたあと、メーカー勤務を経て、いまは同社でインバウンド業務のご担当として活躍されています。尹様からは、インバウンド事業の要点を、日本で働く中国人の視点から様々に解説していただきました。
インバウンド市場の変化や訪日中国人の特徴、インバウンドを事業にすることのメリットなどの概論のほか、中国で主に使われるアプリは国際的な傾向とは大きく異なり国内独自のものであること、中国人による「爆買い」が「モノ消費」から体験を中心とした「コト消費」に変わってきたことなどを解説していただきました。また、中国版のLINEに相当する「Wechat」を活用し、観光客を店舗に呼び込む自社ビジネスについてご紹介をいただきました。「外国人の目線でみれば、日本人が当たり前と思っている多くのものがインバウンド資源になりうる」というお話は参加者に大きな刺激になったように思いました。
そして最後にご登壇されたのは、フィフス・フロア株式会社の濱口恭平様です。同社のメイン業務は受託型のシステム開発やデータ調査などで、クリエイターによるオリジナル・キャラクターのまとめ作成サービス「うちの子まとめβ」の運営もされています。濱口様からは、中国進出企業のシステム開発を手掛けられた経験から得られた貴重な情報や知見について、共有していただきました。
民間企業が主体となる日本やアメリカとは違い、中国では独自の事情・状況があり、思わぬところに様々な困難があること、そのため日本と中国とで拠点を共有するのは難しいが、技術的な工夫で「限りなく1つのもののように」することが可能なこと、広大な国土を持つ中国全土を対象とするのは巨大な負荷がかかるので、そもそもそのサービスが中国全土を対象とするべきかどうかをまず考えるべきだということ、などを、具体例を引きながら、エンジニアならではの専門的な知見ともに開示していただきました。
本編のあと、恒例の懇親会です。今回は久しぶりにKOIL内のCafe AGORA店内で開催いたしました。皆様からご提案いただいた、会半ばでの「席替え」の効果もあったのか、いつも以上に多くの笑顔とともに、様々に会話が弾んでいる様子がとても印象的でした。
前回のビジネスミーティングの後にも、またいくつかの共創事例が生まれ、毎回ご好評をいただいている本イベント、次回は11月11日金曜日に開催予定です。31VENTURES会員の皆様のご参加をお待ちしています!