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[開催レポート]ビジネスを躍進させる創造的チームの作り方

2015年03月15日

場 所 KOIL

世界を変えるスタートアップには、どんなチームが必要なのか?
2015年3月25日、KOILを会場にロフトワークさん主催のセミナーを開催。創造的チームづくりや新しい働き方を実践するゲストから、多くのヒントを学びました。

オープニングトークはロフトワークの原亮介氏。 冒頭で一冊の本「REWORK(日本語訳著:小さなチーム、大きな仕事)」を紹介しながら、「孤独な勇者も、多様なスキルセット持つ小さなチームを組めば大きな冒険ができる」と強調。とはいえ、小さなチームに本当に大きな仕事が成し遂げられるのでしょうか。原氏は、「日本で実践しているゲストの話や、小さなチームでビジネスを考えるワークショップを通じて、大いに体験してほしい」と語りプログラムがスタートしました。
ゲストセッションのトップバッターは、任天堂Wiiの元企画開発者であり、現在はわかる事務所を設立しプランナーとして活躍する玉樹真一郎氏。

玉樹氏は、任天堂が1985年に発売したファミリーコンピュータ用ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」の画面や、Wiiの開発エピソードを具体的にご紹介いただきながら、 「わかること>面白い(良い)」 「チームメイトがわかる>良い・正しいものをつくる」 ことが、創造的なチーム作りには大切、とお話いただきました。

「直感的に否定されるということは、それが未知の良さであるという大ヒント。一般的に正しいとされているものをもとに話し合っても意味がない。」という玉樹氏のアドバイスは、否定=ボツという発想になりがちな議論に、新しい視点を与えてくれました。
続いて、「Backlog」をはじめ、「Cacoo」「Typetalk」など、コラボレーションを切り口としたツールの開発を手がける株式会社ヌーラボの橋本正徳氏が登壇。
建築業、DTP、八百屋、派遣エンジニア、OSSプログラマーといった多様な業種・業界を経験してきた橋本氏は、舞台演劇を高校から7年続け、そこで創造的チームの土台を学んだといいます。橋本氏からは、ご自身のご経験をご紹介いただきながら、小さなチームで仕事を進める上でのポイントを3つ挙げていただきました。

1.Fun
コラボレーションにはワクワクとした「楽しさ」が必要。
2.Diversity
誰かと一緒にモノやコトを作るのが好きで、里見八犬伝のように「手に光る玉を持っている人」を集めること。
3.Holacracy
各チームに権限を委譲し、意思決定してもらう。

橋本氏は、「いろんな人がいて、一人ひとりがかなりの自由と責任を持って働いている。日頃のヌーラボの様子は、Facebookをいいね!して見てほしい」と語りました。
続くパネルディスカッションでは、KOILを拠点に活動するFULLER株式会社の櫻井裕基氏が加わり、玉樹氏と橋本氏、モデレーターを務めるHackCampの関治之氏の4名でディスカッションを展開 。 どういう人とチームを組むべきか、チーム内でビジョンを共有するにはどうしたらよいか、働きやすい環境とは?といった点について、3人3様のユニークな切り口でお話いただきました。終盤では「ビジョンは共有するのではなく、共感するもの」という結論で一致。会場の皆様も強く「共感」されているようでした。
ワークショップの前に、KOILコミュニケーションディレクターの大須賀芳宏より、KOILをご紹介しました。
施設・設備やイベントの内容だけではなく、KOIL利用者の多彩なプロフィールや、利用者同士の具体的なコラボレーション事例について、「オープンから1年。意欲的なスタートアップはもちろん、受験勉強中の学生からママ起業家、70歳を超える大ベテランまで多様な方々が集まっています。そして意外な組み合わせによる共創事例が次々と出てきています。今後も“あなたが世界を変える場所”として、チームが創造的であり続けられる場所にしていきたい」と説明させていただきました。
ここからは会場をコワーキングスペース「KOILパーク」に移し、ロフトワークの原氏をモデレーターに、5人のチームに分かれて、多様なスキルセットでビジネスプランを作るワークショプを実施。

各チームは、各個人が感じた身近な「ゆるせない話」を起点に個人ワークを行い、その後「考える人」「つくる人」「まとめる人」「その他ゆかいな人」という異なるスキルセット同士でチームを組み、ビジョン、ユーザ、ソリューションの3つを軸にビジネスプランの具体化に挑戦。約2時間のワークの最後に、各チームのビジネスプランを発表しました。
東京一極集中を解消するオフィスの交換ビジネス、国民のマナー改善に向けて行動を監視・評価するツール、インテリジェントに渋滞を防ぐシステム、アプリを使った野菜を余らせない仕組みなど、いずれもモノづくりの心をくすぐる斬新なアイデアばかり。ワークショップを機に一致団結し、次の展開を本気で考え出すチームもあったようです。 クリエイティブな刺激にあふれた素晴らしい一日でした。

当日の様子について、ロフトワークさんのサイトにより詳細なレポート記事がアップされていますので、ぜひそちらもご覧下さい! http://www.loftwork.jp/event/2015/20150325_koil6/report.aspx