STORY 2015.05.08 UPDATE

FULLER、KOIL内でオフィス拡張移転 (1)

FULLER、KOIL内でオフィス拡張移転、レポート第1弾

昨年9月にKOILの個室オフィスに入居以来、スマホアプリ市場分析ツール『App Ape Analytics』 のリリースや総額2.3億円の資金調達実施など、破竹の勢いのFULLER株式会社。その勢いそのままにこの度、KOIL5階にある現在の約3倍の広さの個室に移転することになりました。 FULLERの引っ越しについてお伝えする連続コラム、まず第1回は、KOIL入居から今回のオフィス拡張に至る経緯や狙いなどについて、代表取締役CEOの渋谷修太様にお話をうかがいました。

KOIL入居の理由と、KOILの「使い方」について

ーまずはそもそもKOILに入居した理由、事業上の狙いについておしえてください。

渋谷さん「元々僕らはつくばや守谷にオフィスを構えていたんですが、手狭になってきてもっと本格的なオフィスが必要となり色々探したところ、立地、サイズ、コスト的にちょうどいい選択肢が無かったんです。そのとき、知り合いにKOILのことを教えてもらったんですが、そのとき驚いたのは、KOILには色々な広さの部屋がある。これは僕は『クラウドっぽい発想だな』と思いました。ベンチャーって1~2年で爆発的に社員が増えたりする可能性があるので、そのたびに引っ越しというのは大変だし無計画にも思える。KOILは駅近で、さまざまなサイズの部屋があり必要ならこの中で部屋を移れば良い。これがとても魅力的に感じました。」

渋谷さん「それから、コワーキングスペースですね。僕らはネット系ベンチャーで仲間内で共同生活に近いような環境で仕事をしてきたので、外部の人々との日常的な接触があまり無かったんです。KOILの大きなコワーキングスペース(KOILパーク)を見たときに、ここなら色々な人と話が出来て明るくハッピーに仕事が出来るんじゃないかと思いました。」

ーそういう意味では、FULLERのみなさんはKOILの様々な施設やイベントなどについて、すごく使い方が上手ですよね。KOILってこう使うんだよ、と教えていただいているような気すらします。

渋谷さん「僕たちもKOILに入るまでは、特にコワーキングに興味があるとか使った経験があるっていうわけでは無かったんですが。僕たちは元々オフィスでは和気あいあい、話しをしながらっていう雰囲気なんです。でもやっぱり仕事の内容によっては集中したいだとか、1人になりたいっていうときがあって、例えばそういうときにKOILパークに行こう、と。電話ボックス風の1人用ブースとか、僕もよく使ってます。クリエイティブな仕事なので気分転換は大事で、ちょっと周りのひとと話しながら、とか、こもりたいとか、その時々に応じて使う空間を選べるのが良いんです。KOILスタジオで卓球したり、カフェでお茶したり、KOILファクトリーで試作品作ってみたり。ミーティングルームも広さや雰囲気がそれぞれ違うので、用途に応じて使い分けられるのが便利だなと思っています。」

今回のオフィス拡充について

ーそして今回、1フロア下の5階に、いまの約3倍の広さのオフィスを構えることになったわけですが。KOILに入居してからまだ半年ほどですよね。これは予定通りですか?

渋谷さん「予定以上のスピードですね。この半年で業績が順調に伸びたこと、そして直近で資金調達を実施したことがあり、ここでさらに事業を加速したいという思いがあり決断しました。実はKOIL側にも今回様々なかたちで柔軟な対応をしていただけて、そのおかげもあってこのスピードでのオフィス拡充が実現できました。これにはちょっと感動しています。」

ー次のオフィスはどんな感じなんですか?

渋谷さん「僕たちは一軒家の共同生活みたいなところから始まったこともあって、今のオフィスは大家族って感じなんですけど、今度のオフィスはちょうど学校の1クラスみたいなイメージです。人数がちょうどそんな感じですし、これからは社内の文化も含めそんな感じにしていければと思っています。空間的には、現在のオフィスは居間だとすると、ガレージや研究室のようなイメージにしました。 新しいオフィスを設計する中でKOILならではの良さをあらためて感じたのは、オフィス内で実現したいシーンを挙げていくとき、たとえばこのシーンはKOILパークで出来るよね、これはKOILファクトリーで出来るよね、会議室もあるよね、と考えていくことで自分たちの専有スペースに必要な機能を限定できたことです。これは本当にKOILならではですね。」

ー今度のオフィスには伊藤園さんの「さらり畳」を採用されているとか

渋谷さん「そうなんです。元々伊藤園さんはアメリカでお茶を普及させたときにシリコンバレーでIT企業を中心に拡販していった流れがあって、そんなこともあってベンチャー支援をとても大切に考えて下さっているそうです。『ITOEN』は『ITをOEN(応援)』だっておっしゃっています。それで私たちもお付き合いをいただいているんですが、今度のオフィスでは、伊藤園さんがお茶殻のリサイクル製品として開発された『さらり畳』を採用しているんです。」

これからの事業展開について

ー人数も増える、オフィスも広くなる。マネジメント的にも新たな挑戦ですね。

渋谷さん「そうですね。でも1つありがたいのは、あくまでKOIL内での移転なので、さっきお話ししたコワーキングや会議室などは引き続き今と同じように使っていける。継承すべきところは継承しながら新しいスタイルを追求できるのは良いですね。」

ーKOILパーク会員のみなさんもFULLERさんの今回のオフィス拡充は刺激になっているようです。KOIL内で事業規模を拡大していくということの具体的なイメージが持てたということをおっしゃっています。

渋谷さん「嬉しいですね。僕らも皆さんの存在が刺激ですし、KOILパークやイベントなどでの皆さんとのコミュニケーションはとても魅力に感じています。一緒に成長していければ良いと思っています。」

ーそれは運営としても、とても嬉しいです!その『成長』についてですが、今回のオフィス拡充のきっかけともなった先日の資金調達のリリースでは『3』という数字をフックに、『人員3倍、オフィス3倍。そしてアジアを中心にまずは3カ国に海外展開しその売り上げ比率を3割にする。また、年内に新作アプリを始め3つの新サービスをリリース』と発表されました。今後の御社の事業の展望についてお聞かせください。

渋谷さん「僕らの活動はまだまだ国内主体なんですが、やっぱりせっかくインターネット関係の事業をしているわけですし、これからは積極的に海外に出て行きたいと考えています。昨年KOILで行われた『2014 China-Japan Hackathon』に優勝して、その副賞で先日上海のインキュベーション施設を訪問させていただいたんですが、これもとても大きな経験になりました。観光で行くのとビジネスとして行くのでは全く違いますね。そういうきっかけを与えていただけたのは大きいです。『KOIL/TEPグローバルパートナープログラム』も積極的に活用させていただいて、海外へのビジネス展開を進めていこうと思っています。」
渋谷さん「それから新しいサービスですね。せっかくKOILにいるのでここでしか出来ない事業をしようと思っています。それは経営戦略的に差別化にもなるんですね。『KOILにいたからこれが生まれた』というのが当社の強みになると思います。たとえばここには、ママさんたちが子連れでやってきたり、さまざまなビジネスをしている多様な方々がいます。そういうところからマーケティング的に面白い発想が生まれてくると思います。またKOILファクトリーのレーザーカッターや3Dプリンターを使ったサービスですとか、ここでしか出来ない事業、サービスを創っていきたいと考えています。」

ー本当にワクワクしますね。KOILとしても様々なかたちでお手伝いしていきます!